一升のおかゆ

こんばんは!
実演販売士のタイガー尾藤です。

我が家の長男は5年生。

最近なぜか料理にハマり出し、
毎日オムライスを作っています。

そこで先週、
「ちょっと家事の戦力になるかもしれない!」
という下心のもと、
お米の炊き方を教えてみました。

長男はなにやら嬉しそうな様子。
これは戦力になるかも!

そして、昨日です。
夕方、保育園にお迎えに行く前に
長男をさっそく頼ってみることにしました。

「お米4合、炊いといてくれる?」

「いいよ!まかせて!!」
誇らしげに答える長男。

ついこないだまで赤ちゃんだったのに・・・
感慨深いですよね。

そして帰宅すると、
炊飯器からモクモクと白い湯気が。
ピーーという炊きあがりの音を聞き、
炊飯器を開けてみると・・・

一升炊きの大きな炊飯器に
パンパンにつまった・・・・・・おかゆ

「え!?お前、お米どんだけ入れたの!?」

「え!?ちゃんと4合入れたよ!!」

「うそつけーー!!!」

あとでわかったことですが、
彼は計量カップでお米を計るという工程をすっかり忘れ、
炊飯器の4合の線のところまで
お米をザバザバーーーと流しいれたのです。
あとで計ってみたら、一升以上ありました(笑)

こんな間違い方、ある!??
もう呆れるというか、笑っちゃうというか・・・

そのとき、ふと
5年前の苦い思い出がよみがえってきました。

とあるメーカーさんと
モップを共同開発したときのことです。
努力の甲斐があり、テレビ通販で大ヒットしたのですが・・・

お客様に届くときには
モップ部分と柄の部分が分かれた状態なので
お客様に組み立てていただく必要があります。

と言っても
モップに柄をさすだけのことなんですけどね。
念のためカラー写真付きの
分かりやすい説明書を同封しました。
Youtubeに組み立て動画も用意しました。

なのに、
来るわ来るわ、
「組み立てられない」という電話の数々・・・

私たち売り手は
「完成品はこういう形なんだから、組み立てられるだろう」
と当たり前のように思っていますが

お客様からしたら初めて手に取る商品だから
まっっったく手が付けられないんですね。

【 お客様は、見ない。読まない。わからない。 】

売り手の皆さんには
このキャッチフレーズを胸に
売り手とお客様とのギャップを考えていただければと思います!

・・・と、
長男のお粥事件をみても
すぐに売り方のことを考えてしまう
セールスオタクのタイガー尾藤でした。

今日も最後まで読んでくださり
誠にありがとうございました!

タイガー尾藤

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