見返りがない行動でも、必ず売上につながっていく

こんばんは!
実演販売士のタイガー尾藤です。

先日、とあるお寺で
ご住職の法話を聞く機会がありました。

それは衝撃の言葉から始まりました。

「ここにいる私たちのうち、
 ほとんどは餓鬼道に落ちます」

えーっ!?
びっくりしますよね!

「この人、ずいぶんヒドイこと言うなあ!」と驚きながらも…

実演販売のテクニックのひとつに
お客様を怖がらせるセールストークの構成
(※苦売といいます)もあるので、
苦売の勉強になるかと思って聞いていると
話はこのように続きました。

「なぜなら、
 今の時代は生活の全てがお金で換算されているので、
 どう気をつけていても
 ついお金、お金、と考えてしまうからです。」

「誰かが得をすると
 自分は損をしたような気になったり、
 見返りがないことに
 1円のお金も払いたくないと思ってしまいます。
 それが餓鬼です。
 
 餓鬼道に落ちないために、
 大事なのは『施すこと』です。
 誰かに施しをしてこそ、自分に身入りもあります。」

と…。

途中までいい話だったのに、
なーんだ、結局はお寺に寄付しましょうというクロージングなのか。
私は少し白けましたが、住職はこう続けました

「施しとは、
 なにも坊主に寄進することではありません。
 現代の解釈で言えば
 “自分が作った商品を人様に提供する”とか
 “自分ができることを真心をこめて人様に提供する”とか
 そういうことです。
 自分が周りにできることを、真心を込めて行うことで、
 自分にも幸運やお金が入ってきます

ご住職の言う『施し』とは、
だれかにお金をめぐむとか寄付するということではなく
『自分が人に善意を持って行うもの全般』
という解釈でした。

なんとこれは、
私が会社設立直後に出会い、心から尊敬する
とあるベストセラー作家から教わった
『お金の正体』という話とほとんど同じでした。

その先生はこうおっしゃっていました。

「お金とは、感謝の気持ちである。
 感謝をされてこそ、お金は入ってくる。
 感謝されない事業は決して成功しない。」

10数年前その言葉を聞いた時、僕は

「この実演販売の技術で必ず、
人と社会に貢献しよう」と思いました。

まさかセールス塾をやることになるとは
想像もしていませんでしたが…(笑)
10年前の純粋な感動と、
誓いの気持ちが蘇ってきました!

50年以上、お経とにらめっこしてきたであろうご住職と
ビジネスで大成功をおさめるベストセラー作家が
同じことを考え、周囲に伝えているんですね。

見返りを求めないということを、
商売で実際に取り入れるのは本当に勇気がいります。

ですが、先人の教えを信じて
恐れずに進んでいきましょう!

タイガー尾藤

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